2007年10月25日
富士山③
更新がおそくなりましたがいよいよ富士山の最終章です。
夏に登ったのにもう秋ですね。
今回は長いですぜ。
朝というより夜の12時頃に起きてみましたが、外は強風と雨と霧でゴーゴー言っています。
山小屋のおじさんも「もうちょっと様子見たほうがいいよー」と言っていたので、眠いままだらだらとしていました。
しばらくすると、風は相変わらずですが雨がやんできたので、勢いで出発しました。
山小屋をでると下界の綺麗な夜景がよく見えたのでちょっと日の出も期待したんですが、やはり山の天気は変わりやすい。
途中からどんどんと霧が濃くなり、やっぱり雨も降ってきました。
酸素は薄いわ、全身濡れるわ、寒いわで富士山らしくなってきました。
苦行です。
しかも強風も相変わらずというよりどんどんと強くなってきているみたいだし。
本八合目に着いてオオニシが杖に焼印を押してもらう為に山小屋に入りました。
ついでにみんなも入って中で少し暖まらせてもらって、「あと少し!」と登り始めようとしたんですが、まだ日の出前で真っ暗なうえに、さらに霧が濃くなり視界2mぐらいになっています。
凶暴な風で真っ直ぐも歩けない・・・
横は岩だらけで、これはちょっと怖いので、もう少し本8合目の山小屋で休ませてもらうことにして、それぞれ暖かい物を食べてホッとしました。
先に休んでいた4人連れのお兄さん達と話したりしながら、1時間ぐらい待っても外の様子は相変わらずで、しかもいつの間にか日も出ているようで太陽は見えないけど空はうっすら明るくなってきました。
もう日の出も登頂もあきらめて、空が穏やかになるのを待つ事にして、さらに休憩料を払って畳の所で横にならせてもらいます。
そうしているうちに、雨と強風の中気合いをいれて頂上に行ってきたツアーのグループが帰って来てました。
引率していたガイトのおねえさんが、登山靴をドシドシいわせて入って来たんです
が、まったく疲れも寒そうな様子も見せずにハツラツと大きな声で話していてかっこいい!
ああなりたいと思いましたね。
こっちは動くのも面倒な感じでダラダラしているのが恥ずかしい。
ガイドのおねえさんはかっこいいんだけど、その後が最悪でした。
一団が帰ってくると、山小屋のおじさんが急にマイクで「休憩の人時間切れでーす!早く起きてしたくしてくださーい!」と大声で言い始めました。
バイトの人にも「寝てる人起こして座布団ぜんぶ片付けろ!!」と怒鳴り始めるのでこちらもゆっくりしていられませんよ。
「まだ全然1時間たってないのになんだよそりゃ」と思いましたが、威張りちらすおじさんに追い出されるようにして、仲良くなったお兄さん達とみんなでブツブツいいながら山小屋を出ました。
どーも富士山に限らず山小屋の人というのは、すごく感じの良い暖かい人と、ありえないぐらい無愛想で喋ったと思うと威張り散らすいて嫌な気分にさせる人の両極端にわかれるような気がします。
まあ、それは良いとして追い出されたので、もう明るくなって来ていますが相変わらずの強風と霧の中出発です。

でも雨具を着て風に必死で抵抗しながら歩くことなんて都会じゃぁ決してしないことなので、なんだか楽しいんですな。

でも楽しいとか言ってるのはそこまででやっぱり下りは辛かった…
ずーとずーっとずーっと同じ景色で、歩きにくい砂の上を足をとられながらザクザクと下ります。
体力的には登りより断然楽ですが、精神的にもう大変。
そうなると足もガクガクですぐに砂に足を取られて転んでしまいます。
途中やっと小屋があって休憩しても、やっぱり強風で立っているのも辛い。
休憩後、急に最長老の後藤さんが凄い速さでみんなを追い抜いてドンドンと歩いていったと思ったら力尽きたのか途中で座り込んでしまいました。
なんだか寂しい背中でした。

いくら後藤さんが頑張って早く歩いても砂の道は終わらない。
雨はあがっても風もおさまらない。
そうなると今度は砂が顔に吹き付けて来て、目をあけていられません。
かぶっているフードに当たる砂がバチバチバチバチバチバチバチバチ!!!!と凄い音です。
どうにか少しだけ空に光が見えました。
今回唯一の晴れ間です。

砂と風の苦行に耐えながら歩いて行くと下の方にやっと小さく山小屋が見えてきたのでホッとしました。
そこで一休みして、そこからはやっと木も生えてきていろいろキノコが生えていたり楽しい道になりました。
しばらく歩いてやっと5合目の登り始めた山小屋に到着です。
本8合目で一緒に休んだお兄さん達もそこにいました。
小屋で椎茸茶をもらって、かなりゆっくり休んでから「さあ!じゃあそろそろタクシーに乗せてもらって温泉に行くか!」と外にでてみると、最初に小屋のおにいさんが運転手さんを呼んでおいてくれたようで、なんと僕たちがゆっくりと食べたり喋ったりしている間、ずっと運転手さんが小屋の前で待ってくれていまし。
運転手さんごめんなさい!!
それからゆっくりと温泉に入ってバスを乗り継いで帰ってまいりました。
長い二日間でした。
頂上には行けませんでいたが、膝を心配していた最長老の後藤さんの膝もなんともなく、みんな全然へこたれずがんばりました。
なかなかやるもんです。
天候さえ良ければ、頂上まで行けたと思います。
できたらまた行って今度は頂上で日の出を見たいです。
[ 富士山日記 完 ]
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